
蟹という素材への向き合い方
蟹は、扱いが難しい素材です。
身の水分量、味噌の濃さ、火の入り具合、塩の当て方。
どれかひとつ狂えば、甘さも香りもぼやけてしまいます。
みつわでは「どのような蟹料理に仕立てるのか」を最初に決め、その完成形に合う蟹を選びます。
出汁の力が、蟹料理全体を支える
みつわの蟹料理を語るうえで、出汁と下処理は欠かせません。
大量の殻や足からゆっくり旨みを抽出し、濁らせず、えぐみも出さず、
“蟹の香りだけが美しく立ち上がる”出汁にしていきます。
この出汁があることで、
蟹しゃぶ、蟹真丈のお椀、最後の雑炊など、コース全体を通して「蟹の余韻」が一本の線として感じられます。
ただ味の濃い蟹を並べるのではなく、全体の流れの中に蟹料理を組み込むコースの設計。
これが、蟹好きからも信頼を集める理由です。
料理として完成された、みつわの蟹料理
蟹料理はどれも同じように見えて、実はまったく違う表情を持ちます。
当店では、それぞれの特徴を最も引き出す調理法で提供しています。
蟹刺し
氷点近くで短時間だけ冷やし、繊維がほろりとほどける温度で提供。
淡雪のような甘さが静かに広がります。
蟹しゃぶ
昆布と蟹殻の出汁に脚肉をくぐらせると、香りが一気に開く。
半生のとろける食感は、みつわの蟹料理の中でもファンが多い一品です。
炭火焼き蟹
殻が焼ける香りと、身の甘みがじわっと立ち上る。
割った瞬間に流れ出る透明な汁が、炭火焼きの醍醐味です。
せいこ蟹の甲羅盛り
外子の食感、内子の濃厚さ、ほぐし身と味噌が溶け合う冬ならではの贅沢。
“これを食べるためだけに店へ行く”とおっしゃって頂いている蟹料理です。
みつわの蟹料理は、こんな方にこそおすすめです。
・蟹の身だけでなく、出汁や香りとの一体感まで味わいたい方
・接待や特別な日にふさわしい、蟹料理を探している方
・一皿ごとの余韻をゆっくり楽しみたい方
どれかひとつでも心当たりがあれば、みつわの蟹料理はきっと記憶に残る一夜になります。
